代表挨拶

弊社は、戦後間もない1947年に創業し、以来、寒冷地用給水装置の開発から生産、販売までを手掛ける一貫した専門メーカーとして歩んで参りました。

高度経済成長やオイルショック、安定成長時代後のバブル経済崩壊を経て、日本経済は一気にグローバル化し、リーマンショックなどの経験もいたしました。その間も、地域と共に歩み、お客様の要望を生かし、商品開発を続けて参りました。暮らし全般が豊かになるにつれ、水やエネルギーの安定は、当たり前のこととなり、その用途は広がり、私どもの商品も広がりを見せています。

一方で、異常気象や地震、風水害など自然災害の発生が頻発し、非常時におけるライフラインの確保が大きな課題となってきておりますが、現代の水道事情は、維持管理の時代に入っており、被害の最小化のための準備が、なかなか進まないのが実情です。

加えて、我が国、わが地域は、人口減少時代となり、成長一辺倒の思考から地域の特徴を生かした街づくりを指向することが求められております。都市でも地方でも、もう一度「生きる力」をつけ直す時が来ていると感じています。あらゆるものの「集積」は価値の増大をもたらしますが、「暮らしの安全」などの大切な事を見失わないように、バランスをとりながら取り組む姿勢がとても大事だと考えております。

私どもは、世界やアジア、日本の歴史に学び、できるだけ多くの人が、生き生きと笑顔で暮らすことができる地域づくりを、ものづくりを通じてお手伝いし続けることを考え抜いて参りたいと思います。